尾骨痛
産後の尾骨痛
患者
31才
来院
平成29年 4月
症状
平成26年12月に第1子を自然分娩にて出産。その後、平成28年10月に第2子を出産する。その際に尾骨を痛めて、その後も約6ヶ月に渡り尾骨に痛みと骨盤の重だるさを自覚している。
症状は少しずつ良くなってきているが、長時間の抱っこや立位が続くと悪化し、翌日には落ち着く。
現在も産前のズボンが股関節と骨盤の部分でぶつかり履きづらい。
施術経過
初診時では、骨盤の開きとO脚による股関節の内旋位を確認する。
特に股関節の外旋筋群の筋力低下は著しく起こっていて、骨盤の安定性に欠けるため、骨盤矯正から股関節の矯正を中心に治療。
2回目の治療には、股関節の可動域も改善しつつ、なんと産前のズボンも履きやすいという。SOTによりカテゴリー2と判断し矯正後、股関節の筋力強化を行う。
3回目の治療時には尾骨の痛みも、ほとんど感じられないとの事で一度症状の経過をみてもらう事で終了した。
考察
今回のケースの尾骨痛では、主に骨盤部の捻れと、股関節の内旋により更に負荷がかかり結果的に症状が長引いてしまった。出産に痛めるケースから、改善に時間のかかる場合もありますが、早い段階で改善出来たケースになります。