膝の痛み
膝の痛み
スポーツをされている方や、スポーツをしていない方でも膝に問題を抱えている方は多いのではないでしょうか。そもそも、膝の役割としては足を伸ばしたり、曲げたりするのが主な役割です。膝には自分の体重が直接、掛かってきますので膝に痛みがあると、日常生活やスポーツ時に痛みを感じる事が多くなると思います。
膝の構造
膝の関節は3つの骨により形成されています。大腿骨と脛骨、膝蓋骨が膝の動きに関係してきます。大腿骨と脛骨の間には半月版というクッションがあります。膝蓋骨と大腿骨の間には関節軟骨というクッションがあります。その他に靭帯により、前、後ろ、左右と守られています。
膝の働き
膝の働きとして、歩行、しゃがむ、正座、などがありますが、スポーツをしている方はジャンプ時の着地の衝撃や、急な方向転換などの複雑な動作も関係してきます。平地歩行時には体重の約1.5~2倍、階段昇降時では約2~3倍、走ったりする時には5倍以上もの力がかかる場合もあります。
膝を痛める原因
膝を痛める原因のひとつに関節のクッション性が年齢とともに低下してくることも考えられます。それとは別にスポーツをしている方に特有な症状も存在します。
ジャンパー膝とは名前の通りにジャンプ動作を繰り返すことにより起こる膝の痛みです。バレーボールやバスケット、サッカーなどに多くみられる症状です。痛みの感じとしては練習中に膝の皿の(膝前面)痛みと腫れ、まれに太もも前面の突っ張り感を感じる方もいます。
ランナー膝(ランナーズニー・腸脛靭帯炎)この症状は長距離種目でよくみられる膝の症状である。膝の外側に痛みや違和感を感じることが多い。股関節の内転、内旋が強くなると腸脛靭帯と大腿骨外側に負担がかかり炎症を起こしてしまいます。
当院での鍼灸治療
まずは膝の痛みに対する検査法をしていきます。その中で当院で治療可能であれば鍼灸治療をしていきます。中には靭帯損傷など整形外科での治療が必要場合もあります。鍼灸治療が適応であれば、関係している動きにの中で使うツボを選択していきます。当院では遠隔治療をしていきます。膝に痛みが出ているのは膝に負担が掛かっている証拠ですので、膝の負担を軽くするような治療をしていきます。股関節の動きなどをスムーズに出来るような治療を行い、膝に掛かる負担を取り除いていきます。